外壁塗装を検討中、または最近外壁塗装を終えたばかりで塗膜にできたブツブツが気になる、家のメンテナンスに気を遣う丁寧なみなさんへ。
今回は、外壁塗装後に発生するピンホールの原因と対策について詳しく解説します。
ピンホールの原因が分からず不安な気持ち、適切な対処方法を知りたいというみなさんの疑問を解消し、安心して適切な対応を取れるように支援します。
外壁塗装後にできたブツブツは、ピンホールと呼ばれる現象である可能性が高いです。
ピンホールとは、針で穴を開けたような非常に小さな穴のことで、塗装後1週間~10日ほどで生じる傾向があります。
細かくて深い穴が開くためブツブツしたものに見え、見栄えを気にしてしまう方も多いでしょう。
ピンホールは、外壁全体に1個や2個程度の数であれば、そのままにしておいても特に問題はありません。
しかし、外壁全体や狭い範囲にいくつも見られる場合は施工不良の可能性があり、対策が必要です。
なぜ外壁塗装したばかりなのにピンホールができてしまうのでしょうか。ピンホールが発生する原因は、大きく分けて以下の5つが考えられます。
外壁塗装では、塗料をしっかりと密着させるために、下地調整と呼ばれる工程が非常に重要です。
高圧洗浄やひび割れ部分の補修、ケレン作業などを行い、塗料の密着性を高めます。
しかし、下地調整が適切に行われていないと、外壁に古い塗料や汚れなどが付着したまま塗装されてしまい、ピンホールが発生する原因となります。
気温が低すぎる、または湿度が高い状況で塗装を行うと、塗料の乾燥が遅くなり、ピンホールが発生しやすくなります。
特に、冬場や雨天時、または気温が低い早朝や夕方に塗装を行う場合は注意が必要です。
塗料を薄める際に、希釈率が適切でないと、塗料の乾燥速度が変わったり、塗膜の強度が弱くなったりしてピンホールが発生する原因となります。
塗料の厚みが薄すぎると、下地が透けて見えたり、塗膜が剥がれやすくなったりします。
逆に、厚塗りしすぎると、乾燥が遅くなり、ピンホールが発生しやすくなります。
使用するローラーや刷毛の品質や状態、塗料の乾燥時間なども、ピンホールの発生に影響を与える可能性があります。
外壁塗装後のブツブツは、ピンホールと呼ばれる小さな穴である可能性が高く、下地調整の不備、塗装時の天候や気温、塗料の希釈率、塗装の厚さ、使用する道具や塗料の乾燥など、様々な原因が考えられます。
ピンホールは、放置すると雨水や湿気が浸入し、外壁の劣化を早める原因となるため、早期に対処することが大切です。
ピンホールを発見した際は、専門業者に相談し、適切な対策を講じてください。